人財育成

当社の事業基盤は、創業以来培ってきた「人と技術」に支えられています。

研修制度

きめ細やかな教育プログラムで、人と技術を着実に育む

当社では、社員の成長に合わせた能力開発を支援するため、さまざまな研修プログラムを用意しています。新入社員教育では、日ごろ現場第一線で活躍している若手社員が講師となり、社会人としての心構えや仕事の基本を学びます。さらに入社から1年間かけて、製造・据付・保守・工事における安全意識や基本作業はもちろん、OJTでの実践を通じて例えば製造職種の場合は板金や機械加工、溶接など、各職種に必要な基礎知識や基本技能を身に着けていきます。その後も、技術系・営業系に分かれた若年層教育をはじめ、技術教育やスタッフ教育、管理者教育など職種別・階層別の研修を実施。若手からベテランまで、常に成長を続けられる教育体系を整備することで、安全・安心やさらなる品質向上に努めています。

製品の開発や設計などの技術系職種では、業務に必要な製品や製造に関する知識、技術ツールの使い方を習得し、実際の業務を通じて専門知識や技術力を向上させます。また、部門内での技術研修や、三菱電機が主催する技術研修や技術部会に参加し、さらに知識や見識を広げることで、より良い製品づくりを目指しています。

実機機材を備え、実践的に学ぶ

教育センターの各研修棟には、既存機種はもちろん、新機種や新技術の導入に合わせたエレベーターやエスカレーター、空調・冷熱機器、受変電設備、ビルシステムなどの実機機材と、各設備・機器の単体モデル教材、シミュレーター教材などを完備。ビルの設備全体を捉えながら、さまざまなお客さまのニーズに総合的に応えられる技術・技能、知識を習得しています。

また、全国の支社ごとに研修施設を備え、タイムリーにきめ細かい教育を実施しています。稲沢ビルシステム製作所にある据付研修センター「匠」は、建築現場と同じ環境下での実機を用いた実習で、実践的にエレベーターの据付技術・ノウハウを習得します。技量に応じた研修カリキュラムにより、技術者の早期育成や作業品質の向上、技能伝承を実現しています。

グループ社員に対する教育カリキュラムも充実

教育センターでは、グループ社員に対する教育カリキュラムも実施しています。受講者は教育設備や実機、教材を使いながら、業務に必要な知識を増やし、技術を習得。全国から参加するグループ会社の仲間達と交流を深めながら、一人一人がプロフェッショナルを目指します。

技術力向上

技能競技大会(稲沢ビルシステム製作所)

昇降機の製造に従事する若手技術者の「技能の伝承」と「技能水準の向上」を目的に、1977年から開催しています。関係会社・協力会社を含め、国内外からエントリーした選手が稲沢ビルシステム製作所に集合し、日ごろの業務で培った技術を競い合うグローバルな大会です。

金属塗装(マスキング作業)
金属塗装(マスキング作業)
配電盤組立
配電盤組立

保守技能・技術競技大会

昇降機や空調・冷熱機器、ビルマネジメントシステムなどのビル設備の保守に携わる技術者の技術力強化を目的に、1981年から開催しています。当社とグループ会社から選抜された技術者たちが全国から結集し、一連の保守作業における技術・技能、作業手順・段取りの正確さ・的確さ、安全性などの総合評価で競い合います。

エスカレーター故障修理
エスカレーター故障修理
ビル用マルチエアコンの保守
ビル用マルチエアコンの保守

安全・安心・快適の追求  

お客さまのビル設備について、どのライフサイクルにおいても建物全体を最適な状態に保ち、常に安全・安心・快適なビル空間を提供できるよう、サービス体制や品質向上に努めています。