サステナビリティ

人財の活躍推進と環境整備

当社の事業を支えるのは「人」であり「技術」です。
誰もが安心していきいきと働くことのできる職場づくりはもちろんのこと、人々の生活を支える当社の仕事にやりがいを持ち、熱い思いを持ってしっかりと取り組む人財の育成にも力を入れています。

  • 人財=多様・多才な「個」

組織風土づくり

当社では、組織風土づくりや、会社の目指す姿を社内に浸透させるための活動を積極的に進めています。

その一つに、対話を重ねながら、従業員とともに会社の風土を創り、より良い会社を実現するための「みらい共創プロジェクト」があります。「学習し、共感し、自走する組織」の実現のため、「個を認め、個を伸ばし、個を活かせ」というアプローチで各種活動を行っています。

また、組織風土づくりには、誰もが安心していきいきと働くことのできる職場環境が欠かせません。ハラスメントの防止、仕事の生産性向上、ワークライフバランスの実現に向けた施策やサポート体制も様々な部門が連携して整備しています。

「コミュニケーションDAY」

同じ事業所内でも普段は接点のない部署の人や、同じ部門に属していても異なる勤務地にいる人との「横の対話」、そしてトップ層と従業員による「縦の対話」を行うことで、「相手を知り、自分を知ってもらう」ための活動です。

当社の目指す姿や変革の必要性、参加者が日頃感じている課題を共有し、一人ひとりが主体的に「“ちょっと”よりよい明日のためにできること・変えること」について考える場となっています。

参加者が発言しやすい雰囲気を作るため、毎回、心理的安全性について説明し、理解を得たうえでディスカッションが行われており、このことも風通しのよい組織風土づくりの一助となっています。

また、この取り組みが株式会社ZENTech(代表取締役社長 金 亨哲、本社:東京都千代田区)が主催する「心理的安全性AWARD2025」において、最高評価の「PLATINUM RING」を受賞しました。今後も自由闊達なコミュニケーションを促進することで、心理的安全性を基盤とした組織文化・環境のさらなる発展を目指します。

スタDAY(部門交流勉強会)

各部門の代表者が講師となって業務内容や課題等をオンラインで配信し、他部門の従業員が聴講する取り組みです。異なる部門の視点を取り入れることで、複雑な問題に対する多角的なアプローチを可能にし、持続可能な解決策を見出す力を強化しています。またこの勉強会を通じて学び合う文化や協力の精神を育んでいます。

あなたにフォーカス

当社で働く人たちの仕事内容や想いを写真付きで分かりやすく記事化し、社内ウェブサイトにて共有することで組織の透明性を高める活動を進めています。相互理解を促進し、従業員が自分の仕事やプロセスについてコミュニケーションを取る機会を増やすことで、新しいアイデアや改善点が生まれる風土を育んでいます。

1on1トーク

上長(リーダー)と部下(メンバー)が、1対1で業務の話に限らず対話を行い、気軽に話をする機会を増やすための取り組みです。相互理解や会社での自身の役割、将来のキャリアビジョン等、今まで見えてこなかった事が対話を通じて明確になることで、従業員一人ひとりが、楽しさや熱意を感じながら仕事に取り組み、自律性・主体性が促されるような職場環境を創ることを狙いとしています。

幹部による事業拠点の巡回

経営層による事業拠点の巡回とそこでの対話を実施することにより、企業理念や会社の目指す姿、経営戦略の浸透に努めています。全員が同じ方を向いて仕事に取り組めるよう、対話を重視しています。

DE&I推進

当社ではすべての従業員の個性・多様性を尊重し、一人ひとりが能力を最大限に発揮できる職場を目指してDE&Iの推進に取り組んでいます。

積極的に多様性を受け容れ、多様な視点や発想で人と社会に寄り添った事業価値を創出し、ビル・都市空間における人々の豊かな暮らしに貢献します。

D:Diversity/多様性、E:Equity/公平性、I:Inclusion/包括性

三菱電機グループにおけるDE&I

D:Diversity(ダイバーシティ)/多様性
あらゆる変化に打ち勝つ強い組織であり続けるために、多様な個が総結集し、協働すること

E:Equity(エクイティ)/公平性
一人ひとりの挑戦のための公平な機会や支援が提供されること

I:Inclusion(インクルージョン)/包括性
自分らしさと高い帰属意識を実感できる、多様性が活かされる居場所であり続けること

DE&I推進に向けた主な取り組み

(1) DE&I推進の認知度向上

当社におけるDE&I推進の目的と意義を全従業員に発信しています。従業員一人ひとりが意識を変え、行動を変えることで多様な個性が溢れる職場を目指しています。

(2) 男性の育休取得促進に向けた制度・取り組み

当社では男性の育児参加を促進するための様々な取り組みを行っています。

  • 配偶者出産休暇として10日間の特別有給休暇を付与
  • 産後パパ育休利用者へ基本賃金の100%を全額補償
  • 仕事と子育ての両立支援ハンドブックや育休について家族・職場との 円滑なコミュニケーションを促進するためのワークシートを展開
  • プレパパメールマガジン(先輩パパからのアドバイス等)の配信
ハンドブック表紙:仕事と子育ての両立支援ハンドブック~男性社員向け 制度編~
(3) 女性のキャリア形成支援に向けた取り組み

ライフイベントで変化を迎えやすい女性社員を対象に、中長期的なキャリアイメージの獲得や、女性社員同士の人脈形成・ネットワーク構築を目的にセミナーや対話会等を開催しています。あわせて、女性管理職の計画的育成・登用も推進しています。

  • 若年~中堅層向けキャリアデザインセミナーの開催
  • 中堅層向けリーダーシップセミナーの開催
  • 女性社員と管理職層との対話会の開催
  • 外部団体主催セミナーへの派遣

キャリア自律

多様で多才な人財が活躍できる会社を目指し、当社では従業員一人ひとりが自分のキャリアについてより主体的・積極的に考えられる環境構築に取り組んでいます。

(1)ME Time

従業員が中長期的視点で自身の「キャリア希望」 を申告し、上長との対話を通じて「会社からの期待」 とすり合わせた上で、「キャリア開発計画」と「当年度の成果目標と行動目標」を設定します。従業員のキャリアや目標の実現・成長に向けて、会社と上司が伴走し、 自律的キャリア開発を支援しています。

(2)キャリアコンサルタントによるキャリアコンサルティング

キャリアコンサルタント(キャリアに関する国家資格保有者)との面談を通じて、従業員のキャリアに関する悩みを解消することで、イキイキと仕事ができる環境の醸成を目指しています。

(3)社内外副業制度

従業員が自らの意思で担当業務とは異なる社内の仕事に挑戦し業務の幅を拡大できる「社内副業」と、個人事業主やフリーランスなどで社外の業務を行う「社外副業」に挑戦できる制度です。個々人の成長とやりがいにつなげるとともに、本業における新たな価値創出を目指しています。

安全衛生

三菱電機ビルソリューションズでは「私たちの価値観」において「すべての人の安全・健康に配慮するとともに、人の多様性を理解し、人格・人権を尊重する」ことを明文化しています。当社・関係会社・協力会社の従業員一人ひとりの安全を確保し、やりがいをもって働くことのできる環境を整えることは、事業を継続し発展させていくうえで不可欠な基盤です。

こうした考えのもと、経営層から国内外の関係会社にいたるまで、安全に対する意識・感度の高い組織風土をつくるために安全衛生方針や安全グローバルガイドラインの周知徹底をはじめ、製造部門、工事・保守のフィールド部門のそれぞれで施策を立てて様々な取り組みを進めています。

また、万が一、労働災害が発生した場合でも速やかに対応し改善するための体制を整えるだけでなく、労働災害の予防のため、安全診断や安全パトロール、海外関係会社における安全グローバルガイドラインの監査、研修による教育、業務用車両の事故防止等にも力を入れています。

「全社安全の日」

毎年6月1日を「全社安全の日」と制定しています。社長メッセージを全社と国内外の関係会社に向けて発信するほか、日々の自身の作業等を振り返り「自分の身は自分で守る」ことを改めて考える日としています。

従業員の心と体の健康づくりについては、統括産業医の配置や外部機関のカウンセリング窓口の設置など、社内外のリソースを活用しながら、健康で安心して働ける環境の維持・向上に努めています。当社は、従業員の健康を重要な経営課題の一つと捉え、健康施策や教育・啓発を通じて、一人ひとりが主体的に健康づくりに取り組める職場を目指しています。

また、当社は健康経営を積極的に推進しており、経済産業省と日本健康会議が共同で実施する「健康経営優良法人認定制度」において、「健康経営優良法人2026」に認定されました。

当社は、「技術革新へのひたむきな挑戦と、人と社会に寄り添った価値の提供により、ビル・都市空間における人々の豊かな暮らしに貢献する」ことを企業理念に掲げています。今後も健康経営の推進を通じて、多様な人財が最大限の力を発揮できる環境を整え、社会に貢献してまいります。

健康経営優良法人認定制度については、健康経営優良法人認定事務局ポータルサイト「ACTION!健康経営」をご覧ください。

教育

当社では「人づくり教育」を掲げており、人間性の涵養・技術技能の習得・規律ある行動の体得を柱としています。従業員一人ひとりが「心」と向き合い、「技術」と向き合い、「人」と向き合うことを通じて、自ら考え行動する人財を育成することを目指しています。

  • 涵養(かんよう):当社では、水が自然に染み込むように、時間をかけて丁寧に人財を育むことを指します。

国内においては、職場教育(OJT制度)に加え、教育センターや稲沢据付研修センター「匠(たくみ)」での全社教育や、各支社の場所研修施設での場所教育を通して、当社の昇降機(エレベーター・エスカレーター)、ファシリティ(空調冷熱、ビルシステム)を熟知し、高度な技術を持った誠実なエンジニア、お客さまのニーズに寄り添ったソリューションを提供できる営業担当者、海外で活躍できる人財の育成に力を入れています。

階層別教育をはじめ、事業別・部門別のプログラム、キャリア支援、競技大会の開催、三菱電機グループ共通の講座受講など様々なアプローチを取り入れ、開発・製造、据付、保守、リニューアルの各フェーズにおいて、常にお客さまの立場で質の高いサービスを提供でき、社会からの期待に応えることのできる人財を育むことに努めています。さらに、協力会社向けの教育プログラムもあり、当社グループ全体の技術力向上を図ることによる価値提供に取り組んでいます。

技能競技大会

昇降機の開発・製造を行っている稲沢ビルシステム製作所には、「技能の伝承」と「技能水準の維持・向上」を目的に、製造技能・技術を競う「技能競技大会」があり、1977年の開始以降、若手技能者育成の場と位置付け、毎年開催しています。競技職種は全10職種、参加者は稲沢ビルシステム製作所のほか、関係会社や協力会社、海外生産拠点からも参加するグローバル競技大会として開催しています。

人づくりへの熱意は国内だけにとどまりません。

海外においても、提供する製品・サービスの品質と、お客さまの安全・安心を確かなものにすべく、国内で育成した人財が海外でも活躍できるよう海外派遣型研修を行うほか、海外で販売・据付・保守を行っている関係会社・代理店44社に対して、当社の教育体系に準じたあり方を提案・サポートしています。それに基づいて、各販社が自社の教育施設/センター/現場OJTで教育を実施しています。加えて、関係会社から研修や指導員派遣のリクエストを受けたり、新機種発売等の際には当社から研修開催の提案を行ったりするなど、互いに状況を見ながら人財育成のための環境を整えています。また、主に東アジアの関係会社から日本への保守技術者の受け入れも行っています。

一方的なやり取りではなく、海外現地でのノウハウを共有してもらうなど海外関係会社との相互コミュニケーションにより、三菱電機グループのビルシステム事業を担う仲間として一体感を持った人づくりを行っています。

教育センター

高い技術力、臨機応変な対応力、世界最高峰の安全・安心は、書物を読み講義を聴くだけでは決して身につきません。

教育センターでは、既存品はもちろんのこと、新機種や新技術の導入に合わせ研修設備を積極的に拡大しています。33,000m2の敷地に技術のみならず「技術者魂」が育まれる環境を整え、技術者の成長を後押ししています。

稲沢据付研修センター「匠」

昇降機製造拠点のマザー工場である稲沢ビルシステム製作所には、西日本地区を中心とした据付技術者の育成に特化した施設があります。

実機やVR機器を用いた実践的で効果的な研修や、教育が行われています。

昇降機の据付作業には、長年の経験と技術の積み重ねが必要です。据付技術者育成を強化することにより昇降機の据付品質を向上させ、安全・安心、快適な昇降機を提供しています。

  • VR:Virtual Reality(仮想現実)