「快適空間エレベーター」の効果
効果測定実験
「快適空間エレベーター」の照明、デザイン、音による快適性や、エレベーター内における気まずさ解消効果を検証するため、お茶の水女子大学長澤教授監修の下、感性実験を実施しました。
実験の方法
模擬エレベーターを使って、「快適空間エレベーター」と「一般的なエレベーター」の移動を順不同で体験してもらい、その後アンケートとインタビューを行いました。
快適空間エレベーターは、次の3つの要素で構成しました。
(1)自然の空のようなすがすがしさと開放感を演出する青空照明「misola」
(2)木漏れ日を模した照明と木目調の壁の組み合わせで屋外空間を演出する「陽ざしコーニスデザイン」
(3)立体音響により閉塞感を緩和し広がりを感じさせる「DIATONE Ambience」
一方、一般的なエレベーターは、白壁とダウンライト照明のみで、音響演出のない仕様としました。
エレベーター内で感じた「すがすがしさ」「広さ感」「気まずさ」「快適感」「リラックス感」「気分転換」「疲労感の回復」の7項目について、5段階評価で回答してもらい、自由記述で意見も聞きました。
対象は健常者23名(男性12名、女性11名)。年代は35歳未満11名、35歳以上12名です。
体験時は、見知らぬ人と同乗する状況を再現しました。
実験結果
快適空間エレベーター
全項目で「快適空間エレベーター」の評価はポジティブな結果となりました。
23名中22名が、鳥のさえずりなどの自然音に好意的な意見を示し、自然音によって青空照明へ視線が誘導されるなど、乗車中の充実感やリラックスにつながる効果を感じたと回答しています。さらに、「同乗者に対する気まずさを感じにくかった」というコメントも多く、総合的に高い評価が得られました。
一般的なエレベーター
一方、一般的なエレベーターは23人中16人が「同乗者に対する気まずさ」「不快さ」を感じて評価が低く、ストレス感も高い結果となりました。
まとめ
照明、デザイン、音の複合的な要素によって、「快適さ」を提供する「快適空間エレベーター」を開発し、市場投入しました。従来のエレベーター空間が持つネガティブな「閉塞感」「気まずさ」といった印象を、「開放感」「さわやか」といったポジティブな印象に置き換えることができました。