意匠品のお手入れ−その2
こまめな清掃を行うことが、エレベーターの清潔さと快適さを長もちさせます。
こまめなお手入れをおすすめします。
お手入れは、必ず一時休止させたうえで行ってください。
運転を休止しないで清掃を行うと、戸の開閉で手を挟んだりしてけがをするおそれがあります。
一時休止の操作は、必ず管理者の方が行ってください。
操作を誤ると、事故につながるおそれがあります。
各種スイッチの位置や名称は、機種等によって異なる場合もありますので、詳細については当社の専門技術者へ確認してください。
お手入れ方法と注意点
かご床タイル
ちりやほこりは、毎日掃き取ってください。
泥などは掃いて落としてから、水に浸してよく絞った布で拭き取ってください。その後、乾いた布でよく拭き取ってください。
水で洗い流すなど、床が水びたしになるようなことはしないでください。
使用した水が昇降路内に浸入すると、電気回路が絶縁不良となるおそれがあります。

汚れがひどいときは、中性洗剤を布に浸して拭いてください。その後、水拭きし、乾燥させてください。
むやみに多量の洗剤を使用すると、タイルの表面を荒らして劣化させたり、継ぎ目から水や洗剤が浸入して、タイルが剥がれることもあります。
週1回〜2回、水性ワックスをモップかぞうきんで薄く塗り、乾いてから布かポリッシャーで磨くことをおすすめいたします。
敷居
敷居の溝にゴミなどがつまっていたら直ちに取り除いてください。ちりやほこりは、毎日掃き取ってください。
敷居の溝にゴミがたまると、扉の開閉動作がスムーズに行われなくなり運行に支障をきたしたり、故障の原因になります。
かご床マット
敷きっぱなしにせず、月に1回程度はかごの外に出して清掃してください。
濡れていると、床タイルが剥がれるおそれがありますので完全に乾いてから敷いてください。
お手入れの後は、かご床マットが正しく取り付けられているか確認してください。
かご床マットが正しく取り付けられていないと、利用者がつまずき転倒するおそれがあります。

かご内照明カバー
中性洗剤を浸した布で良く拭いた後、カラ拭きをしてください。
カバー表面を傷つけないよう、注意してください。

ドアセンサー(投光部、受光部)などのカバー
センサー全面に設けられたプラスチックカバーなどは、表面を傷つけないよう注意し、水に浸してよく絞った柔らかい布で汚れを拭き取ってください。
センサー(投光部、受光部)のカバー表面に汚れが付着したり、傷ついたりすると誤動作を起こすおそれがあります。