こんなときは ①引っ越し等での荷物の運搬
引っ越しでのご使用は、他の利用者の迷惑となったり、機器の変形・破損による故障を引き起こしやすくなります。
以下の内容を参考に、しっかりとした対応を行ってください。
荷物の運搬の前にすること
運搬業者への指示
機器の故障を防止し、運搬業者自身や他の利用者の事故を防止するため、事前に以下の事項を運搬業者へ指示し、それを遵守させてください。
(1) 積載量を厳守すること。
(2) 荷物の積み降ろしは2名以上で行い、1名が必ず同乗し、かご操作盤の戸開ボタンを押すなどして、積み降ろしの最中に戸が閉まらないような措置を講じること。
戸の隙間に段ボールやタオルなどを無理矢理押し込んで、戸を開けたままにしていると、機器の変形・破損などにより故障を引き起こすおそれがあります。

(3) かご室や乗場の周辺を傷つけたり、戸に運搬物をぶつけないようにすること。
(4) かご内、荷物の積み降ろしを行う階の乗場は、ベニヤ板等で保護(養生)してから運搬すること。
(5) ピアノなどを運搬する場合は、集中荷重がかかるため、厚さ1cm以上の合板等をかご室の床に敷き、運搬物をかごの中心へ乗せること。
利用者へのお知らせ
荷物の運搬が行われることを、はり紙などで事前に利用者へ知らせてください。

当社への連絡
荷物の積み降ろしのため、長時間、戸を開いたままの状態にすることがある場合は、当社へその旨ご連絡ください。
荷物の運搬中にすること
立ち会い
事前に指示したことが守られ、安全が確保されていることを確認するため、可能な限り立ち会ってください。

利用者の誘導
利用者の安全を確保するため、状況に応じて階段の利用を促すなど、適切な誘導を行ってください。
荷物の運搬が終わってからすること
チェック
機器に異常がないか、チェックしてください。
特に長尺物の運搬後は、かご内照明カバーの取付状態や破損の有無を確認してください。
※ 異常が発見された場合は、当社へ速やかにご連絡ください。
はり紙などを剥がす
利用者に引っ越しが行われることを知らせるために貼り付けた、はり紙などを取り除いてください。
トランク付きエレベーターについて
トランクは、長尺物を運搬したり、病人を運ぶときなどに使用するものです。通常は施錠しておいてください。
トランクの解錠・施錠には、トランク専用の鍵を使用します。管理者の方がしっかりと管理してください。
※ かご操作盤の開戸を施錠、解錠する場合などに使用する「三菱エレベーター専用鍵」で解錠・施錠を行うタイプのトランクもございます。
※ 詳しい使用方法については、当社へお問い合わせください。