必ず停止させてから。こまめに、欠かさず。

お手入れのポイント−その3

こまめな清掃を行うことが、エスカレーターの清潔さと快適さを長持ちさせます。
以下の内容を参考に、こまめなお手入れをお願いいたします。

お手入れの際は、事故防止のため、必ずエスカレーターを停止させてください。

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警告

運転しながら作業を行うと、挟まれたり、巻き込まれたりしてけがをするおそれがあります。
清掃中は、防護柵などで利用者の進入防止措置を講じてください。

部位別お手入れのポイント

踏段とくし

ガムがついていたり、小石などが挟まっていたりしたら、必ず取り除いてください。

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警告

異物が挟まっていると、踏段やくしが欠け、靴が挟まれるなどして、利用者のけがの原因になることがあります。

踏段のデマケーションラインや、くしのプラスチック部分には、アルカリ性洗剤や床クリーナー剤、床ワックス剤が付着しないようにしてください。ひび割れが発生したり、変色したりすることがあります。

踏段の約半分はトラス内に隠れており、一度に全部のお手入れはできません。
隠れている部分については、エスカレーターを運転し、外から見えるようにしてから停止させ、再度同じお手入れを行ってください。

ランディングプレートやコムプレート

ほうきやモップなどで清掃してください。

エスカレーター機械室の上ぶたと、乗降口の通路を兼ねていますので、清掃を行うときには、水びたしにするようなことはせず、機器内部に水が入らないようにしてください。

床板化粧板にアルカリ性洗剤や床クリーナー剤、床ワックス剤が付着しないようにしてください。床板化粧板溝の塗装が剥がれることがあります。

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注意

洗剤、溶剤等の水分が機器内部に入り込むと、故障の原因となるおそれがあります。

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スカートガード

フッ素樹脂コーティングを施したタイプのスカートガードは、3ヶ月に1回程度、滑り剤(シリコンエマルジョン)を塗ってください。
なお、屋外用エスカレーターなどの潤滑効果が低下しやすい環境やステンレスタイプのスカートガードの場合は、1ヶ月に1回~2回を目安にこまめに滑り剤を塗ってください。

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警告

滑り剤の塗布が不十分ですと、靴やサンダルなどをスカートガードに接触させた場合、踏段とスカートガードの隙間に引き込まれるおそれがあります。

滑り剤は、踏段に付着しないように注意してください。付着した場合は、必ず拭き取ってください。

洗剤を使用するなどして、滑りが無くなるまで完全に拭き取ってください。

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危険

踏段に滑り剤が付着すると、利用者の転倒事故につながるおそれがあります。

固定保護板・可動警告板(交差部)、仕切板

水拭きか乾拭きで汚れを拭きとってください。
汚れがひどい場合は中性洗剤を使用してください。

中性洗剤を使用した場合は、汚れを落としてから水を含ませかたくしぼった布で完全に拭きとってください。

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注意

中性洗剤以外の洗剤は破損・変形・変色の原因となりますので、使用しないでください。
なお、中性洗剤でも拭き残しがある場合は、破損・変形・変色の原因となるおそれがあります。

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