運転中の巡回点検のポイント
管理者の方には、運転中も定期的な巡回点検を行っていただく必要があります。
以下の通りに、ひとつひとつ見落としがないよう点検してください。
異常を発見した場合は、ただちに運転を中止し、適切な処置を講じてください。
異常を発見した場合は、運転を継続しないでください。
異常を放置したまま運転を続けた場合、事故につながるおそれがあります。
チェックポイント
案内放送は適切か
利用者へ注意を喚起する放送の音量や放送時間の間隔は適切かを確認してください。
異常な音・動きはないか
各階のエスカレーターに乗りながら、異常な音がしないか、異常な動きをしていないか、チェックしてください。
無理に運転を続けると機器の重大な損傷や、大きな事故につながるおそれがあります。
照明に異常はないか
欄干照明やコムライトなどが設置されているエスカレーターでは、照明のライトが切れていないか、ちらついていないか、確かめてください。
周辺の安全設備に異常はないか
周辺の安全設備〔固定保護板・可動警告板(交差部)、落下防止網・柵、進入防止板や注意札・看板など〕が破損していたり、ステッカーが剥がれていたりしないか、ご確認ください。
安全設備が不備の状態、障害物がある状態で運転すると、誤った乗り方やイタズラ等で利用者が挟まったり、転落するおそれがあります。

非常停止ボタンがいつでも操作できるか
非常停止ボタンは、緊急時にエスカレーターを停止させるための大切な安全装置です。いつでも操作できるように、付近に荷物などが置かれていないように、注意を払ってください。

踏段やくしに異常はないか
踏段やくしが変形、破損していないか、紙くず、小石、ガムなどが詰まっていないか、確認してください。
踏段やくしが変形、破損していると、利用者が乗降の際に挟まれ、けがをするおそれがあります。
内側板などに異常はないか
内側板などに、変形や破損、ビス類の飛び出しなどの異常がないか、確認してください。
内側板のガラスが割れたまま使用すると、重大なけがにつながるおそれがあります。
ビスが外へ飛び出していると、衣類や荷物を引っかけて、利用者がけがをするおそれがあります。
