ひとつひとつのチェックを忘れずに。

操作の手順 ①運転をはじめる前

運転をはじめる前には、以下の順で各部の操作とチェックを行ってください。
チェックポイントが多いので、見落としがないよう注意してください。

運転をはじめる前のチェックは、必ずエスカレーターを停止した状態のままで行ってください。

アイコン
警告

エスカレーターは、正しく利用しないと、機器の故障につながったり、その利用者本人の事故につながるほか、他の利用者を巻き込むおそれがあります。

運転をはじめる前の操作とチェックの手順

1 防火シャッター

防火シャッターがある場合は、完全に開けてください。

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2 エスカレーター本体

各部に異常がないか、外観を見て確認し、異常を発見したら、正常な状態へ戻してください。

非常停止ボタン

破損やガムの付着などがないか、確認してください。

乱用防止カバーが取り外しできるタイプもございます。このタイプの場合は、カバーが正常な状態になっているか確認してください。

正常
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乱用防止カバーがきちんとセットされている。
異常
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乱用防止カバーが傾いている。
異常
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乱用防止カバーが割れている。
異常
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乱用防止カバーがない。

踏段・くし

変形や破損している部分がないか、紙くず、小石、ガムなどが詰まっていないか、確認してください。

アイコン
危険

踏段やくしが変形、破損していると、利用者が乗降の際に挟まれ、けがをするおそれがあります。

踏段の約半分はトラス内に隠れており、一度に全部のチェックはできません。
隠れている部分については、エスカレーターを運転し、外から見えるようにしてから停止させ、再度同じチェックを行ってください。

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スカートガード

滑り剤の塗布状態を手で直接触れて確かめてください。

内側板

内側板に変形や破損、ビス類の飛び出し等の異常がないか、確認してください。

アイコン
危険

内側板のガラスが割れたまま使用すると、重大なけがにつながるおそれがあります。

アイコン
注意

ビスが外へ飛び出していると、衣類や荷物を引っかけて、利用者がけがをするおそれがあります。

移動手すり

キズや異常なふくらみがないか確かめてください。ガムなどのゴミや汚れが付着している場合は拭き取ってください。

移動手すりの約半分はトラス内に隠れており、一度に全部のチェックはできません。隠れている部分については、エスカレーターを運転し、外から見えるようにしてから停止させ、再度同じチェックを行ってください。

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各種ステッカー

各種ステッカーが、汚れたり、破れたりしていないか、確認してください。

3 周辺の安全設備

エスカレーター周辺の安全設備に異常はないか確認してください。

4 照明

コムライトまたは欄干下照明などのあるエスカレーターでは、照明スイッチに三菱エスカレーター専用鍵を差し込み「ON」側へ回して照明を点灯させてください。
その後に、照明が切れていないか、ちらついていないか、確かめてください。

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