トラブルを未然に防止するために ②利用者全般への注意
巡回点検などの際に、以下のような誤った乗り方を見かけたら、すぐにやめさせてください。
エスカレーターは、正しく利用させてください。
エスカレーターは、正しく利用しないと、機器の故障につながったり、その利用者本人の事故につながるほか、他の利用者を巻き込むおそれがあります。
エスカレーターは、正しく利用させてください。
エスカレーターは、正しく利用しないと、機器の故障につながったり、その利用者本人の事故につながるほか、他の利用者を巻き込むおそれがあります。
利用者全般への注意事項
地震・火災・冠水時は使わない
地震・火災・冠水時は、エスカレーターを使用ないようご指導ください。
転倒、転落その他予測できない事故につながるおそれがあります。
また、エスカレーターが急停止した場合、思わぬ事故につながるおそれがあります。

からだを乗り出さない
移動手すりから外へからだを乗り出さないようにご指導ください。
天井や可動警告板、固定保護板、壁などに頭をぶつけたり、頭やからだを挟まれたりするおそれがあります。

ベビーカーなどを乗せない
ベビーカーやショッピングカート、車いす、台車などを乗せることは禁止してください。
転落によりけがをしたり、混雑時には将棋倒しなどの原因となるおそれがあります。また、エスカレーターが急停止した場合、思わぬ事故につながるおそれがあります。
※ 車いすは、「車いす用ステップ付エスカレーター」の車いす用ステップ以外に乗せることは禁止してください。

寄りかからない
移動手すりや内側板に寄りかかって乗らないようご指導ください。
転倒したり、衣類が引っかかったりしてけがをするおそれがあります。

衣類の裾には十分に注意する
衣類(スカート・ズボン・ロングコートなど)の裾や靴ヒモなどが踏段やスカートガードに触れないようにご指導ください。
衣類や靴ヒモなどが踏段とスカートガードの隙間に挟まれるなどして、けがをするおそれがあります。

踏段の上を歩かない、走らない
踏段の上を歩いたり、走ったりしないようご指導ください。
バランスを崩したり、つまずいたりして、転倒するおそれがあります。また、他の利用者に接触して思わぬ事故につながるおそれがあります。
※ エスカレーターは「階段」として建築基準法の基準を満たさない事項があります。

喫煙は禁止
エスカレーターでは喫煙しないようご指導ください。
タバコの火が踏段の隙間からエスカレーターの内部に落ちると、火災の原因になる場合があります。

ペットを乗せない
ペットを乗せることは禁止してください。
ペットのひもなどが踏段に引っ掛かったり、巻き込まれたりすると、飼い主が転倒する、またはペットの体の一部が巻き込まれるなど、思わぬ事故につながるおそれがあります。

踏段あたりの人数制限を超えて乗らない
1踏段あたりの人数制限を超えて乗らないようにご指導ください。
黄色い線から足がはみ出し、隙間に挟まれてけがをするおそれがあります。
また、転倒や思わぬ事故につながるおそれがあります。
※
1踏段あたりの人数制限
・ 踏段幅1000mmの場合は2名まで
・ 踏段幅600mmの場合は1名まで

乗降口では立ち止まらない
乗降口では立ち止まらないようにご指導ください。
他の利用者の通行の妨げになり、転倒事故につながるおそれがあります。

混雑時には整理・誘導を
イベント等で極端に混雑するとき、または混雑が予想される場合は、利用者が乗降口付近に滞留しないよう、係員を配置して整理・誘導にあたってください。
混雑の状況によっては、安全のために踏段を1段ずつ空けて乗るよう誘導してください。場合によっては、係員の判断でエスカレーターを休止してください。
エスカレーターの乗降口付近に大勢の人が滞留し混雑すると、利用者が降りることができず、踏段上で乗客が将棋倒しになるなどの重大な事故につながるおそれがあります。

休止中でも見物席等に利用しない
休止中のエスカレーターを見物席等に利用しないようにご指導ください。
過負荷によりブレーキが滑り、踏段の下降や、転倒事故が発生するおそれがあります。
※ 休止中のエスカレーターは階段代わりに使われないように、防護柵などで進入防止措置をとってください。

手荷物を置かない
移動手すりや踏段の上に手荷物を置かないようにご指導ください。
手荷物が滑ったり、落下したりした場合、他の利用者にけがをさせるおそれがあります。

荷物の運搬には使わない
エスカレーターを荷物の運搬に使用しないようにご指導ください。
思わぬ事故や故障を引き起こすおそれがあります。特に丈の長いものや、両側の移動手すり間の幅よりも大きいものは、移動手すりと天井の間や、踏段と天井の間に挟まれたり、引っかかるなどして、思わぬ事故につながるおそれがあります。
※ 荷物を運搬するときは、エレベーターまたは階段を利用するようにご指導ください。

物を落としたりゴミを捨てない
エスカレーターに物を落としたり、ゴミを捨てたりしないようにご指導ください。
踏段やくしなどが破損し、故障や事故につながるおそれがあります。また、機器内部に入りこみ、思わぬ故障や事故につながるおそれがあります。

細いものを差し込まない
踏段の溝や、踏段とスカートガードの隙間などに、傘の先端などの細いものを差し込まないようにご指導ください。
踏段やくしなどの破損の原因となる場合があります。また、思わぬ事故につながるおそれがあります。

内側板に硬いものを当てない
内側板には、硬いものを強く当てないようにご指導ください。
ガラスの場合、破壊するおそれがあり、利用者のけがにつながるおそれがあります。

乱暴な取り扱いをしない
移動手すりをたたいたり、引っ張ったり、スカートガードや内側板をけとばすなど、乱暴な取り扱いをしないようにご指導ください。
意匠がキズついたり、機器の破損や故障の原因となるおそれがあります。場合によっては、安全装置が動作することがあり、エスカレーターが急停止して利用者が転倒したりするおそれがあります。
