三菱電機ビルソリューションズ株式会社（取締役社長 織田巌、本社：東京都千代田区）は、海外向けエレベーターを対象にプロジェクション式ホールランタンを開発し、5月20日に販売を開始します。

　業界初の先進性と、機能性を重視しつつも建築に溶け込むシンプルでミニマル（minimal：最小限の）なデザインにより、お客さまの多様なニーズに対応するとともに、建物価値の向上に貢献します。

プロジェクション式ホールランタン　イメージ

取り付けイメージ

1．自由な建築空間を実現する新方式
・コンパクトな筐体から光の図形を投影する新方式を採用し、エレベーターの進行方向を表示。先進的なアイデアにより、建築空間利用の自由度を向上

2．建築負担軽減とサステナビリティへの配慮
・従来の壁面埋め込み式ホールランタンに比べ、建築壁面の必要スペースを最小限に抑え、壁への負担を軽減。さらに従来品より約90%の軽量化を実現し、製造・輸送の効率向上を通じてサステナビリティにも寄与※2

3．多様なニーズに対応するデザインバリエーションで建物価値向上に貢献
・プロジェクターの筐体カバーは、色・素材・仕上げの豊富なバリエーションを用意。投影サインもお客さまのニーズに合わせたカスタマイズ※3が可能で、多様な建築スタイルやインテリアに調和

筐体　バリエーション

カスタマイズできるサイン　イメージ

　建築の一部を担うエレベーターには、建築空間に溶け込むデザイン性や先進性に加え、据付作業の容易さや環境負荷低減が求められています。海外の昇降機市場においても、コストを抑えながら建築に合わせた柔軟な仕様最適化、新しいユーザー体験、据付作業の負荷低減に対する多様なニーズがありました。

　これらのニーズに応えるため、プロジェクション式ホールランタンを新たに開発しました。業界初となるプロジェクション投影を用いたエレベーターの行先表示により、先進性と新たなユーザー体験を提供します。また、コンパクトな筐体とカスタマイズ対応により、多様な建築デザインに調和します。

　なお、先進性、デザイン性だけでなく、軽量・小型の設計により設置作業の省力化を実現しました。従来の埋め込み式に比べて壁への穴開けを最小限に抑えることで建築壁への負荷を軽減するとともに、取り付け時間を短縮します。さらに製造・輸送効率の向上により、環境負荷の低減にも貢献します。

壁への取り付け方法　イメージ

※1・2　2025年4月、当社調べ
※3 　筐体カバーの種類およびサイン文字のカスタマイズはオプションほか特注にて対応可能です。