2026年夏号/Vol.18の「トラベル・スケッチ」で特集した「めぶく前橋 川とアートのまち歩き」 のオフショット集をお届けします。
<撮影 香川康之>
朔太郎の面影を伝える「萩原朔太郎記念館」
前橋出身の詩人・萩原朔太郎の生家の一部を2017年に広瀬川河畔の現在地に移築復元した記念館。土蔵や書斎、離れ座敷が保存され、朔太郎が過ごした時代の面影を今に伝えています。広瀬川を挟んで向かいにある前橋文学館では、萩原朔太郎生誕140年記念展「ふらふらふらぬーる 朔太郎の危険な散歩」(2026年9月6日まで)など、さまざまな企画展を開催しています。
足元にも前橋らしさが宿る遊歩道
広瀬川沿いに続くレンガ敷きの遊歩道。足元のレンガには、萩原朔太郎の詩「広瀬川」をはじめ、整備に賛同した人々の名前などが刻まれています。川の流れや柳並木を眺めながら歩くだけではなく、ふと足元に目を向けると、まちに受け継がれてきた思いや前橋らしい風景に出合えます。
アートと福祉をつなぐショップ「amenbo」
アーツ前橋1階にあるミュージアムショップ。図録やポストカードなどのオリジナルグッズをはじめ、アートTシャツ、手ぬぐい、障がい者支援事業所による製品などが並びます。店名には、水面を自由に動くあめんぼのように、障がいのある人と家族が創造的に暮らせるようにとの願いが込められています。奥にはカフェもあり、鑑賞後のひと休みにも。
空を通して心を交わす《空のプロジェクト:遠い空、近い空》
ミラノ在住のアーティスト・廣瀬智央(ひろせ・さとし)氏と前橋の子どもたちが、互いの見ている空の写真をやりとりした「空の交換日記」から生まれた作品。アーツ前橋の屋上看板として展示され、遠く離れた場所にいながら、同じ空を見上げる感覚を通して、人と人、場所と場所のつながりを表現しています。前橋のまちなかで、アートを身近に感じられる作品の一つです。
通りの風景と調和したトイレ
馬場川通りの整備事業の一環として建て替えられた公共トイレ。世界的デザイナーのジャスパー・モリソン氏が手がけ、日本の長屋のような形と国産材を使った外壁が、通りの風景に自然になじみます。もともとこの場所にあった変電設備を建物に内包することで、通り全体の景観との調和を図っています。
前橋空襲の記憶を刻むマンホール
中央通り商店街の丁字路付近にある「前橋空襲爆撃照準点マンホール」。1945年8月5日夜から6日未明にかけて、前橋市街地はB29による空襲を受けました。約18万発の焼夷弾が投下され、市街中心部の約80%が焦土となりました。この記憶を後世に伝えるため、2024年に設置されました。
道の駅で人気の「皮ごと まえばしバナナスムージー」
道の駅まえばし赤城の構内にある「わぬき屋」の人気No.1メニュー。栽培期間中、無農薬で栽培された「まえばしバナナ」を使用しているため、皮ごと味わえるのが特徴です。皮まで入ることで、ほどよい繊維感のある口当たりに。濃厚な風味がありながら甘さはすっきりとしていて飲みやすく、1年間で1万杯を販売する人気ぶりです。
地元の魅力が集まる「道の駅まえばし赤城」の直売所
道の駅まえばし赤城の直売所には、地元で採れた野菜や果物、加工品などがずらりと並びます。年間400万人以上が訪れ、『田舎暮らしの本』(宝島社)が選出する「道の駅大賞」でも2年連続で日本一に選ばれた注目の道の駅です。売り場で大切にしているのは、その土地ならではの味や背景を伝えること。まえばしバナナをはじめ、地域の素材や作り手の想いを生かした商品に出合えます。