• 更新日:2025.12.10
  • 作成日:2025.12.10

【夏まつりレポート】「SOLA fes. ソラフェス2025」が当社稲沢ビルシステム製作所で開催

2025年8月22日(金)、当社の稲沢ビルシステム製作所で「SOLA fes. ソラフェス2025」が開催されました。



稲沢ビルシステム製作所は、1964年にエレベーター・エスカレーターの専門工場として愛知県稲沢市に設立され、90ヵ国を超える国々に三菱昇降機を送り出すマザー工場です。*1



 稲沢ビルシステム製作所についての過去記事はこちらからお読みいただけます。
 参考記事:「三菱製エレベーターのふるさと 稲沢ビルシステム製作所ってどんなところ?」
 https://www.mebs.co.jp/useful/column/1200230_1621.html

この夏まつりは1980年から開催されており、稲沢ビルシステム製作所の恒例行事となっています。
本記事では、「SOLA fes. ソラフェス2025」当日の様子についてレポートします。

夏まつり「SOLA fes.」とは?主催者の思いと見どころ

「SOLA fes.」(以下、ソラフェス)は、地域の方々への日頃の感謝を込めて、稲沢ビルシステム製作所で開催している年に1度の夏まつりです。

毎年、稲沢ビルシステム製作所内にあるエレベーター試験塔「SOLAÉ(ソラエ)」(以下、SOLAÉ)の見学(※事前抽選当選者のみ)や、お笑いライブをはじめとした特設ステージ、警察・消防ブース、夜店・縁日エリアなどさまざまな催しが開かれます。

ソラフェスの主催部門にお話を伺いました。

―はじめに、ソラフェス開催への思いを教えてください。

主催部門:「地域住民の方々や関係者の皆さまに日頃の感謝の気持ちを伝える」との思いを大切にしています。
皆さまに愛されるようなお祭りとして盛り上げていきたいと思います。

―準備や運営において、特に苦労した点や工夫した点はありますか。

主催部門:年々暑さが厳しくなっており、そのような環境下での準備や当日の熱中症対策など、天候を気にしなければならない点は苦労していますが、みんなで協力して事前準備に励んでいます。

―そのような準備期間を経て迎えた夏まつり当日に、たくさんの方にご来場いただけると、喜びもひとしおですね。
 過去の夏まつりを含めて、特に印象に残っているエピソードがあれば教えてください。

主催部門:2024年から夏まつりのイベント内容を刷新し、初めてお笑い芸人さんをゲストとしてお呼びしたところ、今までに見たことがないくらい多くの方々が特設ステージ前に集まったことは、今でも印象に残っています。

―ソラフェスの見どころや特徴は何でしょうか。

主催部門:様々なイベントを準備しておりますが、一番の見どころはエレベーター試験塔「SOLAÉ」の見学です。事前抽選とはなりますが、普段昇ることができないエレベーター試験塔を一般の方々にも開放し、42階相当の最上階から濃尾平野に広がる街並みをご覧いただけます。
また、夜店ではお祭りの「定番グルメ」だけではなく、「B級グルメ」や「ワールドグルメ」など、様々な種類のグルメを堪能できるのが特徴です。

エレベーター試験塔「SOLAÉ(ソラエ)」見学イベントに潜入

製作所内でひときわ目を引くのが、天にそびえ立つSOLAÉ。

写真左に写っている、青地に白文字で「三菱エレベーター」と書かれた塔が第1試験塔。写真右の白い塔が、第8試験塔SOLAÉです。SOLAÉの高さは稲沢市にちなんで、173.0(イナザワ)m。
ここでエレベーターの安全性や乗り心地の試験、部品の開発などが行われています。

ソラフェスではそんなSOLAÉの内部を、事前抽選当選者に向けて一般公開しています!
その内容を、当日の参加者の反響を交えながらお届けします。

事前抽選に当選された参加者の方々に、SOLAÉの1階受付にお集まりいただきました。

製作所の従業員からご挨拶と注意事項の説明をさせていただいた後、参加者を試験塔最上階へ続くエレベーターにご案内します。

乗り場でエレベーターの到着を待つ参加者たちからは、「ドキドキするねー」との声も。
普段は入ることのできない試験塔、その最上階からの眺望への期待が高まります。

エレベーターに乗り込みます。行ってらっしゃーい!

2階から39階、39階から42階まで2つのエレベーターを乗り継いで最上階へ向かいます。

速度を上げて一気に上昇するエレベーターですが、稼働する際、振動が非常に少ないのも特長です。
エレベーターが動き始める前に10円玉をかご内の床に立てておいても、なんと・・・最上階に到着するまで倒れない!といった実演で、見学されたお客さまに揺れの少なさを体感していただくこともあります。
残念ながら、ソラフェス当日での実演はありませんでしたが、参加者の皆さまには、高速で上昇しながらも揺れがほぼ感じられない快適な乗り心地を体験していただきました。

そして……最上階展望エリアからの景色がこちら!

濃尾平野を一望することができます。

参加者たちも興味津々で、「素晴らしい眺め!」や「普段見ている街並みが小さく見える」などの声が上がっていました。
ご自宅や観光スポットなどを楽しそうに探している姿も。
参加された皆さまにとって、「SOLAÉ」見学が夏のいい思い出になりましたら幸いです。

なお、SOLAÉは非常に高い建物のため、主に季節風による揺れを抑える制振装置が設置されており、エレベーターの開発試験に建物の揺れの影響が出ない構造となっています。
制振装置は三菱エレベーターの開発環境を支える大事な役割を担っています。

「SOLA fes.」当日の会場内の様子

15:00の開場とともに、徐々に賑わいをみせはじめる会場内。

特設ステージでは、社内有志団体が軽音バンドによる演奏やフラダンス等のパフォーマンスを披露していました。

「絵画展 口と足で表現する世界の画家たち」 では、六鹿香(むしか かおり)さんによる実演がありました。

夜店・縁日エリアは子どもから大人まで多くの人で賑わいました。

普段は従業員用の食堂として使われている場所を飲食スペースとして開放していました。

日が暮れるとSOLAÉがライトアップされ、お祭りの夜を彩りました。
通常とは異なり、この日だけは特別なレインボーカラーです。

盛況のうちに無事終了...ご参加ありがとうございました

「SOLA fes. ソラフェス2025」は、地域の皆さまへの感謝の気持ちを込めた夏まつりであり、多くの方々にご参加いただくことができました。参加した従業員からも「とても楽しかった」、「来年もぜひ参加したい」といった嬉しい声が寄せられ、イベントの成功を実感しました。

この夏まつりは、稲沢ビルシステム製作所を支える従業員とそのご家族、そして地域の皆さまとの絆を深める貴重な機会となっています。エレベーター試験塔SOLAÉの見学を通じて、製作所の技術や取り組みを直接体験していただくことで、地域の方々との交流を深めることができました。

今後も、ソラフェスを通じて従業員のやりがいや地域貢献を大切にしながら、ご家族・地域の皆さまと交流できる機会を提供してまいります。

*1
三菱電機ビルソリューションズ株式会社「三菱昇降機マザー工場 稲沢ビルシステム製作所」
https://www.mitsubishielectric.co.jp/elevator/info/inazawa/index.html

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