
三菱ビルマネジメントシステム 総合カタログ
2014年に竣工し、日本最高層のビルとして注目を集めた「あべのハルカス」。
その運営管理に携わる近鉄エンタープライズオブアメリカのゼネラルマネージャー・米澤廣記様(導入当時、近畿日本鉄道株式会社あべのハルカス事業本部管理部主査)と、近鉄不動産株式会社アセット事業本部ハルカス運営部・小森大様に、MELSAFETY-G導入の経緯などについてお伺いしました。
オフィス、ホテル、百貨店、美術館、展望台などが集積するあべのハルカスの入退室管理では、テナントの多様な業務形態に伴う特異な運用も想定されます。そこで、各テナントエリア扉はもちろん、複数のアプローチ(動線)がある共用部ゲートにも、登録抹消、権限変更などが容易なMELSAFETY-G(メルセーフティー ジー)を導入。その経緯を、米澤様はこのように振り返ります。
「これだけの大規模なビルでは人だけでの管理運営は難しく、セキュリティーシステム導入は当たり前と考えていました。セキュリティー製品の展開・規模がわれわれの要望にあっているか、製品の信頼性は十分であるかが選定のポイントでした」。
小森様は事前に展示会で三菱電機ブースにも足を運び、製品展開や規模が自社の要望にあっていること、また市場導入実績も多数あり、定評があることを確認されていたそうです。
「三菱電機は、製品の信頼性はもちろんですが、導入に対する「意気込み」が感じられ、企業としてのバックアップが受けられるという安心感がありました」とその印象を語ってくださいました。
また、米澤様は「システム的にはご提案いただいた各社各様に実現方法はお持ちでしたが、最後の決め手は、これから作り上げるシステムを一緒に検討するパートナーとしてふさわしいかどうかでした」と、MELSAFETY-G自体の魅力にとどまらない企業としての信頼性を選定の理由に挙げてくださいました。
決定いただいてからの納入過程や開業後の状況について、米澤様は「セキュリティーシステムとしての不具合は、ほぼありませんでした。開業前後は特にバタバタしており、テナント様からの要望等で、仕様の変更や追加が多々発生しましたが、ハードがしっかりしているのでソフトヘの対応に集中できたことが大きかったと思います。ユーザーが考えていることを運用も含めハードでどう実現するかの解決策を複数提示いただき、選定当初の意気込み通り、パートナーとしてふさわしく、非常に満足のいくサポートを受けることができました」と満足いく納入であったことを評価。
最後に小森様が、三菱電機への今後の期待をこのように語ります。「ビルの安全・安心という意味では、人間による対策には限度があり、顔認証などで対象をピックアップするようなソリューションに期待しています。その他、省エネという意味では、当ビルの館内空調は外壁性能が高いため、外気や天候による影響は少なく、在館者の状態(どこに何人いるか)の影響の方が大きいと思うので、入退館情報とリンクしたきめ細かい空調制御に興味がありますね」。
[ 2017年3月時点の実績 ]
所在地:大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43
建物名称:あべのハルカス
敷地面積:約28,700m²
延床面積:約306,000m² (タワー館部分:約212,000m²)
高さ・階数:地上300m、地上60階、地下5階
JR大阪駅前で進む大規模再開発「グラングリーン大阪」。都市と自然の共存をコンセプトに、大規模ターミナル駅直結の都市公園としては世界最大級の規模と周辺の大型複合ビルなどにより構成される。2025年3月、地上39階・地下3階の南館パークタワーが開業。オフィスフロアをはじめ、商業施設・ホテル等が集積する。
雄大な自然に抱かれた風光明媚な地で、ゴルフクラブとホテルを運営する祁答院リゾート様。
フラットな丘陵に展開する18ホールの「祁答院ゴルフ倶楽部」は、見晴らしのよいフェアウェイ、巧みにレイアウトされたバンカー、広大なグリーン、青空を鮮やかに映す池など、美しくも戦略的なチャンピオンコース。
また、そのクラブハウスに隣接する地上14階建ての「ホテル祁答院」は、結婚式場、大宴会場のほか、露天風呂、テニスコート、プール、パターゴルフコースなど多彩なアメニティを備えています。
ゴルフを楽しみながらホテルの洗練されたサービスを満喫できる、ハイクオリティリゾートです。
1974年開院。高度救命救急センターに認定され、ドクターヘリを導入するなど、常に最新の医療、高度医療を提供し続けてきた愛知医科大学病院。
2014年5月の新病院開院にともない、利用者のさらなる安全・安心に向けて三菱統合ビルセキュリティーシステム『MELSAFETY-G』を導入いただきました。