2026年秋号/Vol.19の「トラベル・スケッチ」で特集した「海のまちのレジリエンス 気仙沼の未来航路」 のオフショット集をお届けします。
<撮影 香川康之>
「気仙沼市魚市場」屋上から水揚げの現場を望む
気仙沼市魚市場の屋上に上がると、眼下に水揚げの現場が広がります。岸壁に着いた漁船から魚が次々と運び出され、作業員やフォークリフトが行き交う様子を一望できます。市場内部には一般向けの見学エリアもあり、水揚げや入札に向けた作業を間近に見学できます。港町・気仙沼の朝の活気を体感できる場所です。
気仙沼の水産業を知る展示
気仙沼市魚市場内の「水産情報等発信施設」。館内では、市場で使われていた電動フォークリフトに座って、正面のスクリーンに映る水揚げ現場を見ながら、場内を走るような感覚を楽しめる体験もできます。世界の漁場を示す大型地図や遠洋漁船の操舵室などもあり、漁業や市場の仕事を楽しく学べます。
漁船が岸壁に縦に並ぶ珍しい係留
気仙沼港では、通常の横向きではなく、船を縦向きに留める珍しい係留が見られます。これは、湾口にある大島が波を防ぐ天然の良港であり、船首が揺れにくい穏やかな環境だからこそ可能な方法です。岸壁を占める幅を抑えられ、より多くの船を留めることができます。
旧気仙沼向洋高校 屋上からの風景
東日本大震災で4階まで津波が押し寄せた校舎。海岸から約500メートルの平地に立ち、当時、校舎に残った教職員と工事関係者計45人は屋上へ避難し、全員が助かりました。屋上からは、旧校庭に整備されたパークゴルフ場や防潮堤、その向こうに広がる海を望み、周辺の地理的状況や景観の変化を確認することができます。
「祈りの帆」に寄り添う伝承彫刻「海へ」
気仙沼市復興祈念公園に立つ、高さ10メートルのモニュメント「祈りの帆」。そのそばにある人物像は、園内に設置された6基の伝承彫刻の一つ「海へ」です。震災時に起きた出来事や人々の記憶を、来園者同士が語るきっかけとして、彫刻家・皆川嘉博(みながわよしひろ)氏が制作しました。
旬の魚介と土産がそろう「気仙沼お魚いちば」
気仙沼港に面したグルメ&ショッピングスポット。魚市場に水揚げされた鮮魚をはじめ、水産加工品、地元の菓子や土産品がずらりと並びます。購入した魚介や土産品は、自宅や贈り先へ発送することも可能です。併設の「港町レストラン鮮」では、旬の魚介を盛り込んだ海鮮丼や定食を味わえます。
サメの生態に迫る「気仙沼シャークミュージアム」
沖縄海洋博公園から移設された全長8メートルのウバザメの実物大模型(写真)は、口の中や体表を間近で観察できます。サメの国内水揚げ量の8割以上を占める気仙沼とサメの関わりや、その生態を映像、標本、クイズ形式の展示で紹介。2024年のリニューアルでは最新のサメ研究を伝える展示も加わりました。