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2025年秋号/Vol.15
トラベル・スケッチ 青森オフショット

2025年秋号/Vol.15の「トラベル・スケッチ」で特集した「青森果実礼賛 彩り鮮やかな文化をたどる」 のオフショット集をお届けします。
<撮影 香川康之>

青森ベイエリアのランドマーク「青森県観光物産館アスパム」

(撮影協力/青森県観光物産館アスパム)

青森駅から徒歩圏のベイエリアに立つ、三角形の建物が目印の観光スポット。館内には、地元で人気のアップルパイや、青森の名産品が並ぶショップが充実。地上51mの高さにある最上階の展望台(有料)からは、陸奥湾や八甲田連峰を360度の大パノラマで一望できます。

海を渡った鉄道車両を展示「青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸」

(撮影協力/青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸)

1988(昭和63)年まで80年間にわたり、青森港と函館港を結んだ青函連絡船。船内には鉄道車両(貨車)をそのまま積み込める線路付きの広い空間がありました。現在はその車両甲板に、郵便車両や気動車キハ82系(写真)など貴重な車両9両が展示されています。

昭和のにぎわいを体感できる「青函ワールド」

(撮影協力/青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸)

八甲田丸・船内3階の「青函ワールド」では、高度経済成長期へ突入した頃の青森駅前を再現したジオラマが展示されています。りんごや魚介類を売る元気な売り子さんや、大きな風呂敷を背負い青森と函館を行き来して物資を交換したかつぎ屋さんなどから、当時の活気あふれる様子が伝わってきます。

縄文時代へタイムトリップ「三内丸山遺跡」

(撮影協力/三内丸山遺跡センター)

縄文時代の暮らしが息づく日本最大級の集落跡。「掘立柱建物」(写真)は、遺跡中央部分でまとまって見つかった「掘立柱建物跡」を基に復元されました。地面に穴を掘って柱を立てたと考えられます。縄文人がどんな暮らしをしていたのか、その姿を想像すると時を超えたロマンを感じられます。

縄文の世界をもっと知るなら「三内丸山遺跡さんまるミュージアム」

(撮影協力/三内丸山遺跡センター)

館内のミュージアムでは、重要文化財約600点を含む約1700点の貴重な出土品を間近で見ることができます。出土品から考えられる縄文人の生活をわかりやすく展示しており、子どもから大人までワクワクしながら学べます。

津軽地方のご当地ラーメン「煮干しラーメン」

(撮影協力/出し屋五丈軒)

昔から煮干しのだし文化が根付く青森県。なかでも人気の「出し屋五丈軒」では、煮干しにサバやカツオ、動物系のだしを重ねた澄んだスープが自慢。中太の自家製麺と相性抜群で、看板の「バラそば」(写真)は肉で麺が隠れるほど豪快。煮干しが苦手の人も食べやすい一杯です。

カシスの魅力を爽やかに味わう「青森カシスのジェラート」

(撮影協力/Gelato Natura Due ジェラート ナトゥーラ ドゥーエ)

ベイエリアにある商業施設「A-FACTORY」内のジェラートショップでは、青森県産カシスを使ったジェラート「カシスミルク」が登場。カシスの甘酸っぱく爽やかな味わいに、まろやかなミルクのコクが溶け合い、観光のひと休みにぴったりです。


表紙
2025年秋号/Vol.15

青森果実礼賛 色どり鮮やかな文化をたどる

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