
1945年に愛知県名古屋市で創業し、什器や備品の企画開発、製造から店舗開設のプロデュース事業など幅広い事業を展開されている陳列機器の総合メーカー「Chunichi Group」。そのグループの一翼を担う中日産業株式会社様が、2019年2月、名古屋市内に中日販売(株)本社ビルを竣工。省エネ・環境対策に注力されていることもあり、三菱電機のBuilUnity(ビルユニティー)を核に多くの三菱電機製品を導入いただき、ZEBの建物を建設されました。その経緯と効果をご紹介いたします。
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インタビュー
ビルのエネルギーコスト(光熱費)を削減したい
中長期的なビル運用を見据えたコスト削減をしていきたい
環境負荷にも配慮したビルの運用を行いたい
カーボンニュートラル実現や温室効果ガス削減などへの関心が高まる中で、
ビルの省エネを推進することは環境負荷の低減につながります。
また、省エネによってビルの運用コストを削減できるとともに、
中長期的な設備運用・更新・修繕計画をたて、適切なタイミングで
リニューアルを行うことで、より効率的なビル運用が可能になります。
ビルの省エネを推進するためには無駄なエネルギー消費をおさえ効率的なビル設備の稼働が重要です。
また、中長期的に効率的な設備運用を行うことでライフサイクルコスト(LCC)の削減につながります。
ビル内では様々な設備が稼働していますが、時間帯や建物を利用している人数規模などに応じて、最適な設備の稼働状況は異なります。ビル運用において省エネを推進するためには無駄なエネルギー消費をおさえ、効率的にビル設備を稼働させることが重要です。そのためにはBEMS(ビル・エネルギー・マネジメント・システム)などを活用し、エネルギー使用量を可視化し、最適なビル設備の制御を行うことが、省エネの実現につながります。当社ではお客様の建物規模やニーズに応じて様々なエネルギー管理サービスを提供しています。
エネルギーマネジメントサービス
また、時間とともに変化するビルの電力使用に応じてエネルギーの消費量は異なります。省エネを推進するには電力使用量を管理して、ビルごとに適した目標を設定することが重要です。さらに、ビル管理者自身の人手による制御ではなく、遠隔制御サポートサービスを活用することで、より効果的な省エネにつながります。当社では、省エネのシミュレーションと遠隔制御による省エネサポートサービスも提供しています。
省エネのシミュレーションと遠隔制御による省エネサポートサービス
ファシーマサポート契約(オプション)
ファシーマサポート契約(オプション)
ビル運用においては、短期的な省エネに加えて、中長期で効率的な設備運用を行うことでライフサイクルコスト(LCC)を削減することが重要です。省エネによるエネルギーコストの削減を行い、設備投資に還元することで、建物の資産価値の維持・向上につながります。
ライフサイクルコスト(LCC)に基づいた省エネ対策と建物設備運用プラン
ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)とは、快適な室内環境を保ちながら、省エネと創エネにより一次エネルギー消費量を大幅に削減し、年間のエネルギー収支をプラスマイナスゼロ(もしくは創エネ量>消費量)とする建築物のこと。
当社では、エネルギー消費量を減らす省エネに加えて、太陽光発電などによる創エネを組み合わせて、建物のエネルギー収支をゼロにする、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)ソリューションも提供しています。ビル運用における光熱費の削減と環境負荷の低減につながります。
また、ZEB化には省エネや環境負荷の低減に加えて、他にも様々なメリットがあります。建物内の快適性向上やBCP対策にもつながり、建物の資産価値向上も実現することができます。
ビル設備の中でも特にエネルギー消費量が多い空調と照明への対策が効果的です。
省エネ性に優れたものへリニューアルすることで消費電力量の削減につながります。
ビル設備にも様々なものがありますが、その中でも空調と照明は特にエネルギー消費量が多いビル設備です。
例えば、夏期のオフィスビルでは、空調と照明がエネルギー消費量全体の約70%以上を占めています。そのため、省エネに向けては、特に空調や照明設備への対策が効果的だといえます。
出典:経済産業省節電メニュー 資源エネルギー庁 推計データを基に作成
既設の設備から省エネ性にすぐれたものへリニューアルすることで省エネにつながります。
例えば、三菱のパッケージエアコン(スリムZR)は、業界トップの高いAPF(通年エネルギー消費効率)を達成しています。
またLEDベースライト(Myシリーズ)も、蛍光灯器具からリニューアルすることで大幅に消費電力量を削減できます。
1945年に愛知県名古屋市で創業し、什器や備品の企画開発、製造から店舗開設のプロデュース事業など幅広い事業を展開されている陳列機器の総合メーカー「Chunichi Group」。そのグループの一翼を担う中日産業株式会社様が、2019年2月、名古屋市内に中日販売(株)本社ビルを竣工。省エネ・環境対策に注力されていることもあり、三菱電機のBuilUnity(ビルユニティー)を核に多くの三菱電機製品を導入いただき、ZEBの建物を建設されました。その経緯と効果をご紹介いたします。
発電プラント分野における電気計装工事のプロフェッショナル集団として、国内外における数多くのプロジェクトを手がけてこられた昭和電業様は、エネルギー供給システムや社会システム等のインフラ構築を通じて社会に貢献してきました。そして2021年、大阪府内において1000m2を超える市街地オフィスビルとして初の『ZEB』を達成した新社屋が完成。この昭和電業様の“新社屋建設プロジェクト”について、代表取締役社長の杣俊平様、プロジェクトリーダーを担われた専務取締役の中野博人様にお話を伺いました。
昭和電業株式会社様の導入実績詳細はこちら(出典:一般社団法人環境共創イニシアチブ)空調の温度調節を客室で個別にできないため、お客様から室温についてクレームをいただくことがあった。また、照明に蛍光灯を使用しており取替作業などの雑務が発生していたことから、空調・照明設備リニューアルの検討を開始した。