
公共の保養施設として竣工から約30年間、館内の設備は適切に管理されてきたが、空調設備は経年劣化があり、出力低下や故障リスクへの対応、お客さまの快適向上を図る目的などからリニューアルを検討していた。
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インタビュー
はなれても、現地でも、
よりそうメンテナンス。
地球温暖化防止のための「フロン排出抑制法」、トラブル防止、省エネなど、安心で快適な社会生活をささえる空調・冷熱・換気機器には、さまざまな課題があります。
これらの対応に求められているのが、お客さまに満足いただける質の高いメンテナンスです。
規制がさらに強化され、管理者には空調・冷熱・換気機器の点検とその履歴の記録・保存が義務づけられています。
シビアな温湿度管理が求められる空調・冷熱・換気機器。万一トラブルが発生した場合、機器停止による機会損失を招く恐れがあります。
毎日稼働する空調・冷熱・換気機器は知らず知らずのうちに劣化し、機能も低下。耐用年数にも大きな影響をおよぼします。
1℃の差がムダなエネルギーロスに。電力消費量や運転状況をしっかり把握することで、省エネ化がはかれます。
機器の劣化などによる稼働効率の低下は、ランニングコストに影響がでます。安定した効率のよい運転が求められます。
日常の煩雑な管理業務の手間を軽減するために、効率的な運用が求められています。
遠隔管理サービスと現地点検のトータルサポートで、さまざまなシーンの空調・冷熱・換気機器のメンテナンスニーズにおこたえします。
24時間・365日、空調・冷熱・換気機器をつねに遠隔管理し、
運転状況の見える化で、省エネをはかります。
お客様の機器をつねに見守り、異常・変調が発生したら、すぐに知らせて、迅速に対応。運転状況の確認、調整で、省エネ・省コストをサポート。また他社製品や空調関連以外の遠隔監視も可能。遠隔監視も可能となります。
当社サービスとの関連性を表しています。
冷媒漏えい有無の診断、冷媒漏えいの疑いのある場合は管理者さまに連絡。運転状態や運転データの閲覧も可能。
*本機能は対応機種のみ使用可能。
一定間隔でつねに運転データを収集。月間の運転状況を分析し、毎月お客様に報告します。
運転データをもとに変調状態を監視。たとえば冷房時に設定温度に達していない場合に変調を検知。異常発生前に対応します。
機器に以上が発生していないか24時間休みなく監視。異常発生時には自動で当社に通報され、即座に対応します。
異常・変調発報に適切に対応。異常が発生する直前の運転データを自動で保存するので、原因究明も迅速に行います。
機器に異常・変調が発生したときに、お客様の指定場所へ速やかに連絡します。
運転データや監視状況を毎月報告。半期ごとに室内機単位で運転状況報告書を提出。消し忘れ防止やムダ運転抑制に貢献します。
電力使用量と運転状況の見える化で、効率的に省エネ管理
当社サービスとの関連性を表しています。
計測した電力量をもとに、30分間の使用電力量を予測。目標電力を超過する場合にピークカット制御(ブロック単位)を実施します。
お手持ちのパソコンからお客様の空調・冷熱・換気機器を遠隔操作できます。利用状況に応じて、きめ細やかな運転が可能になります。
管理装置より収集した電力使用量や運転状況などの各種データをお客様のパソコンから閲覧できます。さらに複数拠点(ビル)の一元管理が可能です。
あらかじめ遠隔で、お客様の空調・冷熱・換気機器のスケジュールを設定できます。ムダな運転を省くなど、効率的な運転管理が可能です。
お客様の空調冷熱機器のブロック単位に、室温と設定温度の差を考慮しながら省エネ(ローテーション)運転を行います。
メンテナンスに精通したエンジニアが定期的に現地点検高度な技術と細やかなサービスで迅速・丁寧に対応します。
快適な冷暖房ができているか、異常音や異臭が発生していないかなど、五感とデータでしっかりチェックします。
室内機吸い込み/吹き出し空気温度を測定し、室内機のフィルターや熱交換器の汚れ状態を確認、機器の動作確認を診断します。
フィルターでとりきれない汚れが内部に付着すると冷暖房能力の低下や、水漏れの危険性も。汚れ・目詰まりがないかを確認し、トラブルを防止します。
冷房では室内の空気を冷却するとともに、除湿も行っています。除去した水分を機外へ排出するドレンの流れやポンプの動作を確認し、水漏れを防止します。
地球温暖化にもつながる冷媒漏えいなど、プロのエンジニアが運転データを確認して、点検項目に沿って点検します。
冷媒が漏れると能力低下や異常停止します。地球温暖化防止にはフロン冷媒を漏らさないことが重要。冷媒漏れがないか確認し、故障を未然に防止します。
圧縮機や送風機の摩耗によって異常音や振動が発生すると機器停止につながる恐れがあります。運転状態を確認し、故障を未然に防止します。
三菱電機製品と接続できるメンテナンスツールを使って運転データや詳細な機器情報を収集。異常個所の早期発見と故障復旧の迅速化をはかります。
使用用途に合わせて運転データを確認し、わずかな変化も見逃さず、適切な整備提案を実施します。
経年劣化やホコリが原因で絶縁抵抗が低下し、最悪の場合、漏電で機器停止する危険性があります。電気部品の絶縁抵抗を測定し、故障を未然に防止します。
半密閉圧縮機内部の油量と劣化具合によっては摩耗が進行して部品焼付きとなる恐れも。運転状態から適切な時期にオーバーホールをご提案します。
汚れは冷暖房能力の低下、エネルギーの浪費につながります。目視点検とともに運転データから汚れ具合を確認し、適切な洗浄プランをご提案します。
お客様の目的やご予算に応じて、最適のメンテナンスプランをご提案します。
ビルの機器を窓口ひとつで一括サポートしてもらえ、さまざまな提案にも応えてくれるため、見えない契約メリットも感じています。
他メーカー空調機も含め一括で見てもらっているので楽です。作業を行う際は、必要に応じて近隣ビルやテナントさんへの連絡も丁寧に行ってもらえるので、テナントさんとも良好な関係が築けています。
フロン漏えい検査契約は法対応に特化したメニューのため、「法対応に必要な点検」が網羅されていながら、オプションとして法令で義務化された「点検記録簿の作成」、「フロン漏えい量の管理」も対応できます。
目的やご要望、ご予算に応じて最適のメンテナンスプランをご提案します。
まずはフォームからお問い合わせください。
遠隔管理サービス「く~るリモートメンテナンス」のオプション「MELく~るLINK」をご契約いただくことで、システムによる常時監視で簡易点検の代替が可能となります。
詳細はフォームからお問い合わせください。
公共の保養施設として竣工から約30年間、館内の設備は適切に管理されてきたが、空調設備は経年劣化があり、出力低下や故障リスクへの対応、お客さまの快適向上を図る目的などからリニューアルを検討していた。
竣工から25年が経過し空調設備の更新時期が来ていた。地下階の熱源機がつくり出す冷温水により全館一括で冷暖房を行うセントラル方式を採用してきたが、フロアやテナントごとに冷暖設定のできる個別分散方式へのリニューアルも検討していた。
病院の設備や建物が増えるにつれ、患者さま、職員も増え、電気の使用量が増加。省エネ・節電の必要性が高まる中、快適性と省エネの両立が求められていた。