建物・設備のメンテナンスの必要性

建物・設備のメンテナンスは
なぜ重要?

身近な乗り物である自動車には、車検などの定期的な点検・整備が法令で定められています。その理由は、走行距離や時間の経過によって部品が劣化・摩耗し、性能や耐久性が低下してしまうからです。また点検・整備が適切に行われない場合、故障や排出ガスの増加、燃費の悪化など、本来の機能が損なわれるだけでなく、人命に関わるような事故が発生することも想定されます。公共性の高い乗り物だからこそ、所有者が責任を持って適切に維持管理をしていくことが重要なのです。
自動車と同様に、建物・設備に関しても、「建物機能の維持」「ライフサイクルコスト(LCC)の最適化」の観点から、日ごろの点検・整備が重要です。

  1. 理由1

    快適で安心・安全な
    建物環境を維持するため

    近年、建物・設備には、省エネルギー性能や耐震性など、求められる機能が多様かつ高度になってきています。構成する機器の構造も複雑化し、求められる性能を維持するためにも、ますます適切な点検整備が重要です。また、設備の点検整備が十分でない場合、故障による設備停止などの恐れや、思わぬ事故につながる可能性があります。建物の利用者に快適で安全・安心な環境を提供するためにも適切な点検整備が重要です。

    画像:身近な機能設備のメンテナンス
  2. 理由2

    ライフサイクルコスト(LCC)を
    最適化するため

    Vライフサイクルコスト(LCC)とは、建物のライフサイクルに要する総費用のことです。建物を維持するための費用(日常のメンテナンス・修繕費用・大規模改修など)が含まれます。建物や設備の長寿命化を図るためにも、予防保全も含め適切かつ計画的に修繕を行い、ライフサイクルコスト(LCC)を最適化することが重要です。

    画像:建物のライフサイクル

建物・設備の検査・点検は
法令で定められた
オーナー様の義務です

環境問題への意識の向上や、防災・防犯意識の高まり等を受けて、建物・設備の検査・点検を義務づける法令が増え続けています。法令を守ることは当然の義務であり、また居住者や利用者の方々のために法令で定められている安全性を確保することはオーナー様にとって最低限の責務でもあります。

画像:オーナー様に義務づけられる6種の法令
  • 消防法

    火災を予防、警戒、鎮圧することにより、国民の生命、身体、財産を火災から保護することを目的とした法律です。火災は人命に直接関係することから、極めて広範かつ強制力を伴った規定が定められています。

  • フロン排出抑制法

    オゾン層の保護や地球温暖化防止のため、大気中への排出を抑制するためのフロン回収・破壊法が改正され、所有者(管理者)の義務を明確にした法律です。

  • 電気事業法

    電気事業の適正かつ合理的な運用による「電気利用者の利益保護、電気事業の健全な発展」および、電気工作物の工事・維持・運用の規制による「公共の安全確保と環境保全」を図ることを目的とした法律です。

  • 建築基準法

    国民の「生命、健康、財産」の保護を目的をに、建築物(家具やビル等)における、敷地(地盤、通路、塀等)、構造、設備、用途に関する最低限の基準を定めた法律です。

  • 浄化槽法

    「浄化槽の設備、保守点検、清掃および製造についての規制」「浄化槽業の許可制度の整備」等により、浄化槽による、し尿等の適正な処理を図り、生活環境の保全および公衆衛生の向上に寄与することを目的とした法律です。

  • 建築物衛生法

    「多数の者が使用または利用する建築物の維持管理に関し、環境衛生上の必要な事項等を定めることで、当該建築物の衛生的な環境の確保を図り、公共衛生の向上および増進に資すること」を目的とした法律です。

オーナー様に義務づけられる法令(詳細)

具体的な実施頻度は、保安規程に基づきます。

三菱電機ビルソリューションズの
メンテナンスが選ばれる理由は?

  1. 理由 1
    建物・設備のライフサイクルに
    応じたサービスを
    ワンストップで提供
  2. 理由 2
    全国規模で
    サービスネットワークを構築
  3. 理由 3
    建物・設備の一元管理で
    建物全体を最適化
  1. 理由1

    建物・設備のライフサイクルに応じたサービスをワンストップで提供

    当社では、「保つ」「診る」「替える」というビル設備のライフサイクル全体に関わるサービスを提供しています。

    お客様の建物・設備に関する様々な課題へワンストップで対応させていただくとともに、建物の場所を特定せずトータルサービスを提供することが可能です。

    画像:「保つ」「診る」「替える」 / ビル設備のライフサイクル
  2. 理由2

    全国規模で
    サービスネットワークを構築

    全国8ヵ所にある情報センターでは24時間・365日、ビル内の各設備を遠隔監視。万が一の時にはただちにエンジニアが駆け付け、復旧対応できる体制を整えています。平常時も災害時も建物全体を最適な状態に保ち、お客様のニーズに対応します。

    画像:全国のご契約設備を約6,000人のエンジニアが24時間365日支えています
  3. 理由3

    建物・設備の一元管理で建物全体を最適化

    エレベーター・エスカレーターや空調・冷熱設備、ビルシステムなど、さまざまな建物・設備をメーカー問わず一元管理することが可能です。一元管理でビルの状態を常に見える化し、ビル管理業務の省力化や省人化、省エネを実現。適切なメンテナンスや最適なタイミングを捉えたリニューアルが可能となり、投資効果の最大化につながります。

    画像:各種サービス
  • ビル設備運用システム

    予防保全や迅速なシステム保守と、クラウドサービスを活用した改善策の提案を組み合わせた付加価値の高い保守サービスです。

  • エレベーター・エスカレーター

    建物・設備をより快適にご利用いただくために、エレベーター・エスカレーターの設置だけでなく、適切なメンテナンスも実施。メーカー系保守会社として約70 年以上の信頼の上に、24 万台超のメンテナンス実績を得ています。

  • 空調設備

    ビルで使用されたエネルギー約50%を占める空調設備を、どれだけ効果的に使用できるか、約39万件のメンテナンス実績で、総合的メンテナンスをお届けします。

  • 遠隔管理

    機器やシステムの変調を事前に察知し、24時間いつでもエンジニアが対応。また、電力使用量などを遠隔で収集し、省エネ・小コスト化のプランニングアシストします。

  • 入退室管理システム

    定期点検や部品交換による予防保全でシステムの安定稼働をしっかりサポート。万が一、トラブルが発生しても確かな専門技術を身につけたエンジニアが、きめ細やかで的確な対応を行います。

  • ネットワークカメラ(監視カメラ) システム

    犯罪抑止や迷惑行為の防止などに効率的なネットワークカメラ。定期点検で常に画像性能や作動の確認をすることはとても重要です。

  • その他設備・業務

    • 電気設備
    • 給排水設備
    • 消防設備
    • 駐車場設備
    • 自動ドア
    • 空気環境測定業務
    • 環境衛生管理業務

    など

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