- Interview
- 02
安心と快適を支える
現場の最前線
- 平井 達哉
- 2017年入社
東日本支社
東京南統括支店 渋谷支店
フィールドサービス二課
大学では機械工学科に所属。材料力学を専攻し、CADを使いながら金属素材の強度を研究する。そして、自身で機械を触るような仕事がしたいと考え、就職活動を行い、当社に先に入社していたアルバイト先の先輩の話から仕事内容に興味を持つ。また、そのシェアの高さだけでなく、研修制度が整っていることから、未経験でも挑戦できると感じられ入社を決めた。
Section 01
不安をなくすために
できることをすべて
現在、フィールドサービスとして主に恵比寿周辺を担当し、ビルやマンション、テナント施設などに設置されているエレベーターやエスカレーターの点検・メンテナンスを行っています。また、定められた指標を基に行う定期的な保全業務だけではなく、各昇降機の部品交換も行っており、その管理も担っています。、当課が管理するエリアすべての昇降機で使用年数や機種によって対応が異なる各部品の交換が確実に行われるようにフォローすることが私の役割です。
そうした仕事の中で強く意識をしているのは、生活にとって欠かせないインフラである昇降機を、常に安全かつ快適に使えるようにすることです。しかし時には、私たちからすると安全性にあまり関わらないような音や乗り心地の変化に対して、不安を感じるお客様もいらっしゃいます。その場合は、言葉だけではなく、外からは見えない部分の画像や動画を撮影し、それを見てもらいながらご説明をすることで納得していただくようにしています。どんなに小さな不安もなくしていくこと。そこに妥協はできません。それが、お客様に心配なく昇降機を使っていただくためにも大切なことだと考えています。
Section 02
使命感から生まれた対応力
この仕事で特に印象に残っているのは、4年目で経験した、自身で異常音を発見したある点検の現場です。詳しく調べてみると思っていたよりもロープの摩耗が進んでおり、このまま放置していれば事故につながってしまう恐れがありました。しかし、このロープの交換は有償となってしまう対応だったため、突然の提案に「今は問題なく使えているのに、本当に交換が必要なのか。」と、お客様からは戸惑いの反応がありました。そこで、正常なロープとの比較写真をお見せしながら、劣化の進行具合やそのまま使用した場合に起こり得るリスクについて丁寧にご説明しました。最終的にはご納得いただき、すぐに現場から上司に連絡して、全国の保管倉庫から最も早く部品を入手できるルートを探してもらうことに。結果、その日の夜には部品が到着し、夜間作業で交換を実施して翌朝には正常な状態でエレベーターの運行を再開することができました。
お客様から「迅速な対応をしてくれて助かった」と感謝のお言葉をいただけたことは率直に嬉しかったです。ですが、「もし日常の点検でこの劣化をもっと早く見つけていたら、さらにスムーズにご案内できたかもしれない」という反省もあり、点検の質をより高め、予兆を見逃さずに提案できる技術者を目指すという意識がより強くなった経験となりました。
Section 03
仲間とともに成長し、
世界を見据える
私の働いている渋谷支店はフリーアドレス制になっており、毎日決まった席ではないため、自然とコミュニケーションを取る機会が生まれ、チーム内の風通しも非常にいいと感じています。また、20代から40代まで幅広いメンバーが在籍しており、年齢や役職に関係なく声をかけて助け合える風土があることが特徴です。入社したばかりの頃から「困った時はすぐ聞いていいんだよ」と声をかけてもらっていましたし、現場で予想外の事態が起きた時なども、迅速に連携を取ってもらい対応できた経験が何度もあります。一人で悩むことがないからこそ、私たちは現場で思いきって仕事ができているのです。また、会社全体としても教育体制が整っているため、誰もが長期的に知識や技術を身につけやすい環境になっていると思います。
そうした中で、ゆくゆく目指したいのは海外での保守業務です。ビルや公共施設、病院など多くの場所で利用される昇降機が安全に運用されることで、社会全体の利便性や快適性が向上していく。海外で自分の仕事が社会に貢献している達成感を感じながら、世界中の三菱製昇降機の安全性を高めていきたいです。
- A Day
Scheduleある1日のスケジュール
- 09：00
- 出社その日の業務内容や現場の確認を行い、必要な道具や部品の準備をする。
- 10：00
- 定期点検ショッピング施設のエレベーター保守点検。カルテに沿って作業を実施し、異常がないかを確認。
- 12：00
- 昼休みその日の気分で食べたいお店を選んでランチ。
- 13：00
- 部品交換一般テナントビルにて部品交換。作業前にメンバーと打ち合わせを行ってから取り掛かる。
- 16：00
- 帰社オフィスに戻り、実施した作業内容をカルテにまとめ、上司に業務内容を報告。次の日の現場の準備。
- 17：30
- 退社
休日の過ごし方
休日は二人の子どもと愛犬と一緒に過ごしています。子どもたちはとにかく公園が大好きで、「今日はどこに行くの？」と毎週楽しみにしてくれています。仕事で疲れていたとしても、家族と過ごす時間は何よりの癒しになりますね。外で体を動かしたり、子どもと一緒に笑い合ったりすることで、次の仕事への活力になっています。
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